taglib は、JSP のための救世主になるべく生み出されました。
MVC をうまく抽象化しつつ、基本「言語」に機能をさらに加えられるように、
JSP を拡張できる方法として宣伝されています。
この利点から、Struts では、ユーザがすぐれた taglib ライブラリを使えるようにすることに、
相当注力しました。
taglib を使う利点は、JSP 「言語」の構文を拡張することで、JSP にはないけれども、
Java なら実現可能な機能を提供できることです。
言い換えると、ページ内に Java コードを埋め込むことを推奨する代わりに、
ページ内に XML タグを埋め込むことを推奨するという方向に抽象化されたのです。
これは ColdFusion で行われたことより、どのくらい良くなるのでしょうか?
JSP で行われているのは、壊れた車輪の再発明の極致です。いや本当に。
これは、ロジックが JSP ページにどのように埋め込まれるかを示す例です。
Struts ドキュメンテーションから直接拝借しています。
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<%@ page language="java" %>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/struts-logic.tld" prefix="logic" %>
<!-- Is the number guess right? -->
<logic:equal parameter="number" value="7">
You guessed right! You win a high speed blender!
</logic:equal>
<!-- If the number guessed was wrong -->
<logic:notEqual parameter="number" value="7">
<!-- Less Than -->
<logic:lessThan parameter="number" value="7">
A little higher...
</logic:lessThan>
<!-- Greater Than -->
<logic:greaterThan parameter="number" value="7">
A little lower...
</logic:greaterThan>
</logic:notEqual>
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同じ例を Velocity で書くと以下のようになります。
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<!-- Is the number guess right? -->
#if ( $number == 7 )
You guessed right! You win a high speed blender!
#end
<!-- If the number guessed was wrong -->
#if ( $number != 7 )
<!-- Less Than -->
#if ( $number < 7 )
A little higher...
<!-- Greater Than -->
#elseif ( $number > 7 )
A little lower...
#end
#end
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もちろん以下のようにさらに簡潔に記述することもできます。
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#if($number == 7)
You guessed right! You win a high speed blender!
#elseif( $number < 7 )
lower
#else
higher
#end
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これは実は好みの問題になってしまいます。
言い換えると、どの構文を使うのが好むかということです。
taglib のアプローチを実践するのに必要なタイピングの量が
多くの人にとっては主な決定要因であるように思われます。
その理由の一つは、必要なタイピング量が多くなるほど、
エラーの可能性が増えることです。
さて、Struts ドキュメンテーションから引用した別の例に移りましょう。
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<%@ page language="java" %>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/struts-bean.tld" prefix="bean" %>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/struts-logic.tld" prefix="logic" %>
<%
java.util.ArrayList list = new java.util.ArrayList();
list.add("First");
list.add("Second");
list.add("Third");
list.add("Fourth");
list.add("Fifth");
pageContext.setAttribute("list", list, PageContext.PAGE_SCOPE);
%>
<logic:iterate id="myCollectionElement" name="list">
Element Value: <bean:write name="myCollectionElement" /><br />
</logic:iterate>
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上記の Struts の例で厳密な MVC モデル全体が再び壊れたのは明らかです。
java.util.ArrayList の呼び出しとオブジェクトの作成処理が
テンプレート内に Java コードとして埋め込まれているからです。それに加えて、
pageContext に ArrayList
を設定するという考え方は混乱を招きます。それだけでなく、
デザイナは、ファイルの最初にある、taglib 文書の参照とか、prefix 属性の宣言といった、
分けのわからないコードを忘れないようにしなければなりません。
なぜ、物事をそんなに複雑にする必要があるのでしょう?
同じ例を Velocity で書くと以下のようになります。
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#set ( $list = ["First", "Second", "Third", "Fourth", "Fifth"] )
#foreach ( $item in $list )
Element Value: $item<br />
#end
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色々な例を見てきましたが、先述の Jason Hunter の書籍で提供されている、
前の方のページで紹介したサンプル・アプリケーション
に戻ってみましょう。
今度は Struts フレームワークで完全に実装されています。
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<%-- toolview-tag.jsp --%>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/struts.tld" prefix="struts" %>
<%
String title = "Tool Listing";
String deck = "A list of content creation tools";
String desc = "Without tools, people are nothing more than animals.";
%>
<%@ include file="/header.jsp" %>
<%@ page session="false" %>
<%@ page errorPage="/errorTaker.jsp" %>
<%-- Fetch the tools array as a request attribute --%>
<jsp:useBean id="tools" class="Tool[]" scope="request"/>
<struts:iterate id="tool" collection="<%= tools %>">
<HR SIZE=2 ALIGN=LEFT>
<H3>
<%-- Automatically HTML-escapes values --%>
<struts:property name="tool" property="name" />
<% if (((Tool)tool).isNewWithin(45)) { %>
<FONT COLOR=#FF0000><B> (New!) </B></FONT>
<% } else if (((Tool)tool).isUpdatedWithin(45)) { %>
<FONT COLOR=#FF0000><B> (Updated!) </B></FONT>
<% } %>
</H3>
<A HREF="<struts:property name="tool" property="homeURL"/>">
<struts:property name="tool" property="homeURL"/></A><BR>
<%-- Assume don't want HTML in comments --%>
<struts:property name="tool" property="comments" />
</struts:iterate>
<%@ include file="/footer.jsp" %>
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今度は、標準の JSP タグと Struts 固有のタグの組み合わせになっています。
Struts を使うことで、埋め込みスクリプトレットについてはすごくきれいになったようです。
しかしながら、JSP の欠点がまだかなり残っているのに注意してください。
Velocity 版と同じくらい理解しやすいでしょうか?
Velocity では、いくつかの中心的なテンプレートタグという考え方を元に設計された、
もっと単純な解決策を提供します。
スクリプト言語は、PHPのように、完全にマスターするには
何ヵ月も使用しないといけないかも知れません。
テンプレート言語とは、たった2、3時間でマスターできます。
これこそが、Velocity が、テンプレート言語に対立するスクリプト言語と違うところです。
例えば、Velocity には以下の中心的なテンプレートタグ (別名「指示子」) があります。
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#if
#else
#elseif
#foreach
#set
#parse
#include
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# 指示子を直接パーサに追加するか、APIを通して追加するかのどちらかの
方法で、より多くの # 指示子を Velocity に加えることもできます。
Velocimacro と呼ばれる Velocity のすぐれた機能も使えます。
Velocimacro については、こちらで
文書化されています。
一部の人が示唆するように、JSP と Struts の利点は、
デザイナがすでに理解している HTML を分かりやすく拡張していることにあります。
これは説得力のある意見だと思います。しかし、実際問題として、
HTML はテンプレート言語ではありません。つまり、HTMLにはロジックがありません。
例えば、(上の最初の例でのように) 条件文を HTML に埋め込むことはできません。
これがどういうことかというと、taglib では開発者が HTML を元の形とは全然違うように
いくらでも拡張できるということです。
これでは別のスクリプト言語を作るのとほとんど変わりません。このことは、
ブラウザ戦争の初期に、各社が独自タグを実装していたのを思い起こさせます。
Netscape は、<blink> タグを発明するまでになりました。
このことから学んだことは何でしょうか? それは、本当に良いことなのでしょうか?
確かに、taglib の標準化は素晴らしい考えですが、広く採用されることになるのでしょうか?
そうなることを心から願っています。
HTML 構文を使うことについての最後のポイントは、これによって、JSP と Struts は
HTML / XML / WML (つまりタグマークアップ) を動的に生成するツールとして
限定されてしまうということです。
それに対して、Velocity はどんな種類のテキスト (Java、SQL、HTML など) でも
入力として受け取り、処理エンジンを通して実行した結果はどんなものでも
出力できるような設計になっています。
[どちらを選ぶかは] あなたが判断してください。
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