Apache Software Foundation | Jakarta Project | Apache Tomcat
インストール

実際の構築手順では、jakarta-tomcat-connectors/jk のサブディレクトリ build/jk2/${servername} の中に Dynamic Shared Object(DSO) ファイルを作成します。 configure コマンドの実行時に --with-jni オプションが使われると 2 つの DSO ファイルが作成されます。 これらのファイルは、Web サーバのインストールにしたがって正しい場所にコピーしなければいけません。

JK2 における JNI サポートには Apache Portable Runtime (APR) モジュールが必要です。 APR は Apache 2.0 で提供されており、多くのプラットフォームで利用できます。 したがって Apache 1.3、IIS 、NES/iPlanet でも APR を使えるはずです。

Apache 1.3

以下の例では、/home/apache13/ 以下に Apache-1.3 がインストールされており、 jakarta-tomcat-connectors ディレクトリでコマンドを実行しているものとします。

Apache 1.3 では APR が必要です。もし APR が pthread 対応でビルドされており、 Apache 1.3 が pthread 対応でなければ(たいていの UNIX プラットフォームの場合)、 以下のどちらかの対処が必要になります。

  • Apache 1.3 を pthread 対応にリビルド(推奨)
  • httpd.conf の最初に LoadFile /usr/lib/pthread.so を追加

また、リンカ(linker)が apr の共有ライブラリを確実に探し出せるようにしておかなければいけません。 libapr.solibaprutil.soがリンカの検索パスにインストールされていることを確かめてください。

DSO ファイルをmodulesディレクトリにコピーします。
[user@host] ~ $ cp jk/build/jk2/apache13/mod_jk2.so /home/apache13/modules
JNI を利用するなら、jkjni.so をコピーします。
[user@host] ~ $ cp jk/build/jk2/apache13/jkjni.so /home/apache13/modules
httpd.conf に pthread ライブラリに関する記述を追加する必要があるかもしれません。
LoadFile /usr/lib/pthread.so
httpd.conf に mod_jk2 をロードするように追加します。
LoadModule jk2_module modules/mod_jk2.so


Apache 2

以下の例では、/home/apache20/apache40 以下に Apache-2.0 がインストールされており、 jakarta-tomcat-connectors ディレクトリでコマンドを実行しているものとします。

DSO ファイルをmodulesディレクトリにコピーします。
[user@host] ~ $ cp jk/build/jk2/apache2/mod_jk2.so /home/apache20/apache40/modules
JNI を利用するなら、jkjni.so をコピーします。
[user@host] ~ $ cp jk/build/jk2/apache2/jkjni.so /home/apache20/apache40/modules
httpd.conf に mod_jk2 をロードするように追加します。
LoadModule jk2_module modules/mod_jk2.so


IIS

ISAPI リダイレクタ・サーバ・プラグインである isapi_redirector2.dll のビルド済みバージョンは、 jakarta-tomcat-connectors 配布の win32/i386 ディレクトリの下にあります。 jakarta-tomcat-connectors 配布のソースを元にローカルコピーをビルドすることもできます。
Tomcat リダイレクタには、以下の 3 つのファイルが必要です。

  • isapi_redirector2.dll - IIS サーバ・プラグイン。ビルド済み DLL か自分でビルドして(ビルドの章を参照)入手します。
  • workers2.properties - ワーカ(Tomcat プロセス)によって利用される、ホストやポートを記述するファイル。 サンプル の workers2.properties は conf ディレクトリにあります。
  • jk2.properties - Tomcat 側の mod_jk2 で使われる設定ファイル。

  1. Windows レジストリに "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Apache Software Foundation\Jakarta Isapi Redirector\2.0" の名前の新しいレジストリキーを作ります。
  2. 文字列の値を追加します。名前は serverRoot で、値は Tomcat がインストールされている場所を絶対パスで指定します。 (例えば、 c:\jakarta-tomcat )
  3. 文字列の値を追加します。名前は extensionUri で、値は /jakarta/isapi_redirector2.dll を指定します。
  4. 文字列の値を追加します。名前は workersFile で、値は workers2.properties ファイルを絶対パスで指定します。 (例えば、 c:\jakarta-tomcat\conf\workers2.properties )
  5. 文字列の値を追加します。名前は logLevel で、値はログレベル(DEBUG、INFO、ERROR のいずれか)を指定します。
  6. IIS 管理コンソール(インターネットサービスマネージャ)を使って、 IIS Web サイトに新しい仮想ディレクトリを追加します。 仮想ディレクトリの名前は jakarta でなければいけません。 仮想ディレクトリの物理パスは、isapi_redirector2.dll を置いたディレクトリでなければいけません。 この仮想ディレクトリを作成する時に、実行権限を割り当てます。
  7. IIS 管理コンソールを使って、IIS Web サイトに isapi_redirector2.dll をフィルタとして追加します。 フィルタの名前は、そのタスクを反映したものがいいでしょう(私は jakarta の名前を使ってます)。 フィルタの実行ファイルには、isapi_redirector2.dll の絶対パスを指定しなければいけません。

設定はこれだけです。あとは Tomcat を起動して、/examples コンテキストを送るようにIISに要求してみてください。 http://localhost/examples/jsp/index.html にアクセスし、 JSP の例題をいくつか試してみましょう。



[訳注: これは鰈崎 義之が翻訳しました。日本語訳に対するコメントがあれば、こちらに送って下さい。]