Ant のインストール

Ant の取得

バイナリ版

Ant の最新の安定版は Ant のホームページ http://ant.apache.org より取得可能です。 先端を行くのが好きな方は、 http://cvs.apache.org/builds/ant/nightly/ より最新版がダウンロードできます。

ソース版

ソース版が欲しい場合には、 http://ant.apache.org/srcdownload.cgi より Ant の最新リリースのソースがダウンロードできます。 繰り返しになりますが、先端を行きたいなら、 CVS を通じて開発されているので、コードにアクセス可能です。 Jakarta のウェブサイトで、 CVSへのアクセスについて詳しく述べています。 jakarta-ant モジュールをチェックアウトしてください。 ソースコードから Ant をビルドする方法については、 Antのビルドの節をご覧ください。 Ant CVS リポジトリオンラインにもアクセス可能です。


動作条件

Ant は、 Linux、Solaris や HP-UX といった商用 Unix、 Windows 9x および NT、OS/2 Warp、Novell Netware 6 、そして MacOS X などを含む数多くのプラットフォームでうまく使われています。

Ant をビルドし、使うには、 クラスパスにインストールされ、利用可能な JAXP互換のXMLパーサーが必要です。

Ant のバイナリ版には、 Apache Xerces2 XML パーサーの最新版が含まれています。 JAXP についての詳しい情報は http://java.sun.com/xml/ をご覧ください。 JAXP 互換の別のパーサーを使いたい場合には、 Ant のlibディレクトリから xercesImpl.jar および xml-apis.jar を削除してください。 そして、 好みのパーサーからその jar ファイルを Ant の libディレクトリに置くか、 jar ファイルをシステムクラスパスに置くことができます。

Ant の現在のバージョンでは、 バージョン 1.2 以上の JDK がインストールされている必要もあります。

注意: Microsoft JVM/JDK はサポートされていません。

注意 #2: JRE ランタイムのみで JDK が無い場合、多くのタスクは動作しません。


Ant のインストール

Ant のバイナリ配布版は次のようなディレクトリ構成になっています:

  ant
   +--- bin  // 起動スクリプトがあります
   |
   +--- lib  // Ant jar と必要な依存ファイルがあります
   |
   +--- docs // ドキュメントがあります
   |      +--- ant2    // Ant2 の要求仕様の簡単な説明
   |      |
   |      +--- images  // HTMLドキュメント用の様々なロゴ
   |      |
   |      +--- manual  // Ant のドキュメント(必ず読んでください ;-)
   |
   +--- etc // 以下を行うXSLツールがあります
            //   - 様々なタスクのXML出力から、より良いレポートを作成します
            //   - ビルドファイルを統合し、'非推奨'の警告を取り除きます
            //   - ... さらに、他にも ;-)

Ant を実行するには bin および lib ディレクトリのみが必要となります。 インストールするには、あるディレクトリを選び、 配布ファイルをそこにコピーします。 このディレクトリは ANT_HOME となります。

Windows 95、Windows 98 および Windows ME の注意点:
  これらのシステム上では、 ANT_HOME が長いファイル名であった場合、 Ant を起動するのに使われるスクリプトに問題があります (すなわち、ファイル名は "8.3" として知られているフォーマットではありません)。 これは、 OSのバッチファイルの"for" 文の制限によるものです。 従って、Ant を C:\Ant といった 短い、8.3のパスにインストールすることを推奨します。
 

これらのシステム上ではまた、 Ant起動スクリプトで利用されている環境変数を満たすために、 さらに環境空間の設定をする必要があります。 これを行うために、次の行の config.sys ファイルを追加、 あるいは更新する必要があります。

shell=c:\command.com c:\ /p /e:32768

設定

Ant を実行する前に、 行わなければならない幾つかの追加の設定があります:

注意: Ant の ant.jar ファイルを JDK/JRE の lib/ext ディレクトリにインストールしないでください。 Ant はアプリケーションですが、 extension ディレクトリは JDK の拡張機能のためのものだからです。 特に、拡張機構によりロードされるクラスにはセキュリティ上の制限があります。

オプションタスク

Ant は幾つかのオプションタスクをサポートしています。 オプションタスクは典型的には機能させるのに外部ライブラリを必要とするタスクです。 オプションタスクは Ant のコアタスクと分けてパッケージされています。

個々のオプションタスクで必要となる外部ライブラリは ライブラリ依存関係の節で詳しく述べられています。 これらの外部ライブラリは自動的に取り出される Ant の lib ディレクトリに置くか、 システム環境変数CLASSPATH で利用できるようにします。

Windows と OS/2

Ant が c:\ant\ にインストールされているとして、 次の環境(変数)を設定します:

set ANT_HOME=c:\ant
set JAVA_HOME=c:\jdk1.2.2
set PATH=%PATH%;%ANT_HOME%\bin

Unix (bash)

Ant が/usr/local/antにインストールされているとして、 次の環境(変数)を設定します:

export ANT_HOME=/usr/local/ant
export JAVA_HOME=/usr/local/jdk-1.2.2
export PATH=${PATH}:${ANT_HOME}/bin

Unix (csh)

setenv ANT_HOME /usr/local/ant
setenv JAVA_HOME /usr/local/jdk-1.2.2
set path=( $path $ANT_HOME/bin )

上級者向け

Ant を実行するのにはいろんな方法があります。 最低限必要な事は次の通りです:

提供されるAnt のシェルスクリプトは全て Ant にさらにオプションを与えるのに使える環境変数 ANT_OPTSをサポートします。 スクリプトの一部には、 ユーザのホームディレクトリにある、 そのようなオプションを設定するのに使われる外部スクリプトを読み込むものもあります。 詳しくは、 自分のプラットフォームの起動スクリプトのソースをご覧ください。


Ant のビルド

Ant をソースからビルドするには、 Ant ソース配布版をインストールするか、 CVS から ant モジュールをチェックアウトすることもできます。

ソースをインストールしたら、インストールディレクトリに移動します。

環境変数 JAVA_HOME を JDK がインストールされたディレクトリに設定します。 自分のオペレーティングシステムで、 これを行う方法についての例は Ant のインストールをご覧ください。

自分の興味のあるタスクをビルドするのに必要な追加の jar をダウンロードしたか確認します。 これらは、CLASSPATH 上に置くか、 libディレクトリに追加することで利用可能となります。 様々な機能で必要となる jar の一覧は ライブラリ依存関係をご覧ください。 この(作業は)追加の jar ファイルを Ant のビルドで利用可能にするだけであることに注意してください。 Ant を実行するには、 Ant のインストールで述べられている事に従って jar を利用可能にする必要があります。

これで、Ant をビルドする準備が整いました:

build -Ddist.dir=<directory_to_contain_Ant_distribution> dist    (Windows)

build.sh -Ddist.dir=<directory_to_contain_Ant_distribution> dist    (Unix)

これにより、指定したディレクトリに Ant のバイナリ配布版を生成します。

上の操作は次のことを行います:

多くの場合は、 ビルドスクリプトが行ってくれるので、 明示的に Ant をブートストラップを行う必要は無いでしょう。 しかしながら、 使っているビルドファイルが、ブートストラップされた Ant でまだコンパイルされていない機能を使用する場合、 マニュアルでブートストラップする必要があります。 Ant の新しいブートストラップ版をビルドするには、 bootstrap.bat (Windows) あるいは bootstrap.sh (UNIX) を実行します。

現在のANT_HOMEにビルドされたものをインストールしたい場合には、 次が使えます:

build install    (Windows)

build.sh install    (Unix)

必要ならば、時間のかかる javadoc 生成ステップを省略することができます:

build install-lite    (Windows)

build.sh install-lite    (Unix)

これは bin および lib ディレクトリのみをインストールします。

install および install-lite ターゲットは両方とも ANT_HOMEにある現在のバージョンの Ant を上書きします。


ライブラリ依存関係

次に示される機能を使う場合には、 次のライブラリが クラスパス、あるいは、インストールディレクトリ中の libディレクトリに必要です。 mapper で使用するためには、正規表現ライブラリのうち一つのみが必要であるということに注意してください (Java 1.4 以降では、Antが自動的に見つけることのできる正規表現の実装が含まれています)。 また、 これらのタスクを利用可能にするには、そのタスクの定義が入っている Ant オプション jar ファイルをインストールする必要があります。 上述のAnt のインストール中の、 オプションタスクの節を参照してください。

Jar ファイル名 必要な対象 配布場所
Xalan や XSL:P といったXSL 変換 style task JDK1.4以降を使っている場合は、XSL変換は既に含まれているので、特に何かを行う必要はありません。
jakarta-regexp-1.3.jar mapper の正規表現タイプ http://jakarta.apache.org/regexp/
jakarta-oro-2.0.7.jar mapper の正規表現タイプ、および止むを得ないタスク
MS FTP server と一緒にFTPタスクを使う場合は、 2004-02-01以降のcommons-net と jakarta-oroのCVS HEADか、 あるいは、commons-net の 1.1.0 以降、jakarta-oro の 2.0.8以降 が必要です。
http://jakarta.apache.org/oro/
junit.jar junit タスク http://www.junit.org/
xalan.jar junitreport タスク http://xml.apache.org/xalan-j/
stylebook.jar stylebook タスク http://xml.apache.org/ のCVSリポジトリ
testlet.jar 推奨されない test タスク http://avalon.apache.org/historiccvs/testlet/ の gzip で圧縮された tar アーカイブからビルドする。
antlr.jar antlr タスク http://www.antlr.org/
bsf.jar script タスク
注意: Ant 1.6 以降は IBMバージョンでなく、Apache BSFが必要です。 つまり、BSF 2.3.0-rc1 以降が必要です。
http://jakarta.apache.org/bsf/
netrexx.jar netrexx タスク, script タスクの Rexx http://www2.hursley.ibm.com/netrexx/
js.jar script タスクの Javascript
Apache BSF 2.3.0-rc1 を使う場合は、rhino 1.5R3 を使う必要があります。 以降のバージョンの BSF は 1.5R4 で動きます。
http://www.mozilla.org/rhino/
jython.jar script タスクの Python http://jython.sourceforge.net/
jpython.jar script タスクの Python推奨されません。jython がよりよいエンジンです。 http://www.jpython.org/
jacl.jar と tcljava.jar script タスクの TCL http://www.scriptics.com/software/java/
BeanShell JAR(s) script task の BeanShell
注意: Ant 1.6 以降は、BeanShell のバージョン 1.3以降が必要です。
http://www.beanshell.org/
jruby.jar script タスクの Ruby http://jruby.sourceforge.net/
judo.jar script タスクの Judoscript http://www.judoscript.com/index.html
commons-logging.jar CommonsLoggingListener http://jakarta.apache.org/commons/logging/index.html
log4j.jar Log4jListener http://jakarta.apache.org/log4j/docs/index.html
commons-net.jar ftp、 rexec と telnet タスク
MS FTP server とうまくやりとりするために、 2004-02-01以降のcommons-net と jakarta-oroのCVS HEADか、 あるいは、commons-net の 1.1.0 以降、jakarta-oro の 2.0.8以降 が必要です。
http://jakarta.apache.org/commons/net/index.html
bcel.jar classfileset データ型, ClassConstants filter reader と オプションで依存性解決のために ejbjar で使われる JavaClassHelper http://jakarta.apache.org/bcel/
mail.jar MimeエンコーディングでのMailタスク と MimeMail タスク http://java.sun.com/products/javamail/
jsse.jar Mailタスク内で SMTP over TLS/SSL のサポート用
jdk 1.4 で既に含まれている。
http://java.sun.com/products/jsse/
activation.jar MimeエンコーディングでのMailタスク と MimeMail タスク http://java.sun.com/products/javabeans/glasgow/jaf.html
jdepend.jar jdepend タスク http://www.clarkware.com/software/JDepend.html
resolver.jar 1.1beta 以降 xmlcatalog データ型 外部のカタログファイルをサポートする場合のみ必要 http://xml.apache.org/commons/.
jsch.jar sshexec と scp タスク http://www.jcraft.com/jsch/index.html
JAI - Java Advanded Imaging image タスク http://java.sun.com/products/java-media/jai/
IContract icontract タスク
Warning : icontract の jarファイルは antlr のクラスも含んでいます。
antlr タスクが適切に動作するために、$ANT_HOME/libの下にインストールされている icontract の jarファイルから antlr/ANTLRGrammarParseBehavior.class を削除してください。
http://www.reliable-systems.com/tools/


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[訳注:これは漆島賢二、宮本信二が翻訳しました。日本語訳に対するコメントがあれば こちらに送ってください]